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       夏合宿案内

子供の部・夏合宿のご案内を差し上げます。
合宿は『山形蔵王』で行います。充実した稽古はもちろんのこと、夜はレクリエーション、花火大会とたくさんの楽しい体験ができ、思い出に残る企画を考えております。
また翌日は初めて立石寺など観光で有名な山寺へ行きます。きっと夏休みの大きな思い出になる事でしょう。多くの子供さんたちの参加をお待ちしております。
昨年は112名の参加者がありました。バス手配、班編制、アイディーカード作成など沢山の事前作業がありますので、締切日にかかわらず早めにお申し込みいただければ幸いです。
また山形駅までの移動は昨年同様、仙台駅から仙山線に乗って電車で移動します。駅の集合・解散場所は東北本線・岩切駅、太子堂駅、地下鉄・泉中央駅、仙台駅を予定しております。
ご不明な点・質問・相談は指導員までお知らせください。


◎日 時 : 8月2日(土)〜8月3日(日)・一泊二日3食(夕・朝・昼)

  • 宿泊場所 ホテル樹林(山形蔵王温泉 TEL:023(694)9511
  • 稽古場所 山形蔵王体育館 TEL:023(694)9876
  • 参加費1名・15,000円
  • (但し、1,000円は親睦会から補助していただきますので、14,000円納めてください)

    締め切り日(7月13日)
  • ★申込は各道場・教室にて

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                  <夏合宿紹介>

    本塾は「子供の部」の合宿を長年にわたって「春・夏」と年2回実施してまいりました。
    2011年の3月の大震災により春合宿が緊急中止となり、それ以降様々な状況を鑑みて2012年から当分の間、年一回の夏だけ開催となりました。今まで春合宿では宮城蔵王の蔵王高原荘でお世話になり夏合宿では石巻、大和町、女川、松山町や塾生のお寺さん(同慶寺)など様々な場所でバーベキュー、チーズ・アイス・ソーセージ作り、ホエールランド見学な様々な体験をしてきました。多くの人数が泊まれる宿泊場所・畳がある武道館、送迎バスの手配など考慮する事が多く宿泊場所を探すのに毎回大変苦労しました。しかし現在では山形県の山形蔵王『ホテル樹林』で行っています。ホテルですと宿泊人数が多くても対応でき(以前は宿泊施設の定員を超えるとお断りしており、申し込みは先着順にしていました)食事の手配も心配なく大浴場で部屋も大きく子供達も大変喜んでいます。
    2012年には参加者100名の大所帯で行いました。
    合宿は子供たちにとても人気のある行事であり、春・夏と連続して毎年参加する子も多く春合宿がなくなった影響もありこの夏合宿をとても楽しみにしている人が沢山いるようです。
    合宿では常に団体行動が求められますので行動は全て班ごとに行っています。
    一人一人にIDカード(所属・名前・班長名・部屋番号・稽古グループ)を渡します ホテルに着くと班長を発表し、班ごとに活動いたします。合宿では、近ごろ見られなくなった縦の関係を重視し、学年が偏らないように班の編成をし、班の事はすべて班長に責任を持って統率してもらうようにしております。班長になった子供たちはその時点で心構えが違ってくるように思います。高学年の子供は合宿が終わった後の感想文で来年は自分も班長をしたいと書く子供がいます。それだけ班長という役割をよくわかっていて自分も他の子供たちの役に立ちたいと思っているのでしょうし、また班を束ねる班長に憧れを抱いてもいるのだと思います。
    そして班長の次の子供たちは班長を助け、小さい子の面倒を見るように訓練をしていきます。そのために、合宿中は何度か班長会議を行います。班長会議では特に注意しなければいけない子供たちのことを説明されたり、時間割など多くの注意点があります。また、部屋では靴、スリッパの整頓をきちんと行うようにくどいほど言われます。お風呂にも班ごとに入ります。班長会議が終わると、その班長会議の結果を班長は班に持ち帰り、まずは自分のメンバーの把握からです。出来るだけ違う道場・教室の子供たちを班編成していますので、班長は子供たちの名前と顔を覚えなければなりませんし、小さい子供たちは班長の名前を覚えなければなりません。
    稽古は3時間行います。補強運動、グループ別、全体稽古など稽古内容も充実しており、女性指導員の演武、道場長の模範演武なども見る事ができます。この演武をみて合気道がますます好きにったという子が多いです。またいつもより長く稽古することにより体力・気力・集中力の養成、達成感を感じる事ができ普段一緒に稽古することがない他の教室の子と稽古することで良い刺激となります。合宿の稽古を通していろんな子と接することで様々な事を感じてもらい子供達の意欲が湧くように指導しております。
    稽古が終わった後は楽しい夕食そして夕食後の小休憩をはさみ「塾長講話」が約30分あります。小学1年生から高校生までの年齢ですから全員に理解してもらえるよう話をするのは大変難しいのですが、塾長が一番力を入れる時間です。「感謝」「規律」「道徳」「協力」などのお話を出来るだけ小さい子にもわかるよう話します。 それが終わると子供たちが大好きな花火を行っています。
    一人一人に花火を一袋配られるわけですが、その花火を暴漢に奪われ、正義の味方が取り返すという寸劇、パフォーマンスを道場長、若手の指導員が行います。子供達の合宿の感想文でも大変評判が良く密かにこれを楽しみにしている子供達も沢山いるようです。
    道場長・指導員も気合を入れて事前に準備と打ち合わせをしっかりして臨んでいます。
    花火は打ち上げ花火あり、大勢で一斉に行うので毎回煙だらけとなりますが子供達は全く気にせずとても楽しんでします。
    花火の後に入浴・自由時間そして消灯となります。
    消灯時間になると合宿の申込書に保護者からの要望の欄を設けていますので、それに従って、薬を飲ませたり、夜中にトイレに起こしたりと責任を持って指導員が対応しています。
    翌朝の起床は6時15分で6時30分玄関前に集合します。
    準備運動を行って、今度は班ごとではなく、学年に分かれてのランニングが始まります。ただ無理のないように調子の悪い子や体力に自信がない子は自己申告でどんどん下の学年にはいってもらいます。幼稚園や低学年はさほどきつくないですが、高学年・中学生・高校生グループはホテルは山の中にありますので山を下ったり上ったりと、とてもハードなメニューを行います。また全員で『打ち込みの稽古』をして朝のトレーニングは終了です。そして翌朝の朝食はバイキングです。子供たちは自分の好きなものが食べられるのでバイキングの食事は大好きです。
    食事を終えたら、夏合宿に合わせて毎年作成するオリジナルのTシャツを全員が着て、蔵王の山頂に向かいます。
    ロープウエイの乗り場までまずは歩いて行き、50人乗りのゴンドラに乗り込み山頂へ向かいます。頂上は蔵王の山々が一望に見渡せて眺めは最高です。帰りは4人乗りのロープウェイにのります。山登りが終わると昼食。その後、道着の『帯の正しい結び方』を学びます。また上級生は自分が結べるだけではなく、下級生の帯が結べるようにも練習します。それがそれぞれの道場・教室に帰って指導員のお手伝いをしたり上級生としての意識につながっているようです。
    帯の結び方を学んだ後は自由時間です。子供たちにとっては一番楽しい時間帯かもしれません。暑いのに外でキャッチボールをしたり、サッカーをしたり走り回ったり、子供のエネルギーに驚かさせます。また、室内でゲームをしたり、トランプをしたり。合宿にはゲーム機は持参禁止ですから、遊びは一人ではなく必ず複数です。合宿中に親しくなった他道場の子供たちとの交流の場です。
    楽しい自由時間が終わりると、いよいよ「解散式」。全員一つの部屋に集まって、塾長の挨拶、指導員から作文・感想文の説明を受けます。私どもは合宿の後全員に感想文を書いてもらっています。 子供たちは楽しかった合宿を振り返りながら感想文を書き、指導員は感想文を読みながら、反省と来年はそのことを繰り返さないとの思いを持ちながら、あの子供はこんなことを考えていたのかと新たな発見をしたりして、楽しく感想文を読ませてもらっています。
    いつも思うことですが、参加した子供たちは一回りも二回りも成長して帰って行くのだろうなと思いますし、実際に合宿に行った後の子供達の様子を見ると明らかに成長した姿を見る事ができます。この一泊二日の合宿はほんとに長くて短いといつも終わってから思います。
    合宿は年配の指導員、若手の指導員、保護者、そして大学、高校の指導助手、班長など多くの人達の協力があったお陰で毎年すばらしい合宿が出来ているのだと思います。